いや、ちまたで評判悪いみたいだけど面白いですよこれ? と言ってる基準がそもそも問題なのかも知れませんが‥‥何というか、特撮オタク向けに作ったものではあるんだろうけど、そっちの方のマニアックさ(あるいは特撮旧作へのオマージュ)よりもむしろ映像の方の自主映画的な匂いがあります。画面の色合いが何か懐かしい。と思っていたら、「アドバイザー・大森一樹」! 大森監督こんなところで何をやってらっしゃるんですか。「ヒポクラテスたち」「風の歌を聴け」でファンだったんですよ。ひょっとしたら、「協力・日本写真映像専門学校」の関係なのかも知れませんね。
ということで、萩野さんを中心に見つつもあれこれ突っ込み入れまくり。久しぶりに(かつての)映画オタクの血が騒ぎました>自分(^_^;)。このイヴォルバーについてはマニアックな感想で行きます。
★第1巻
(第1話)
しょっぱなから戦闘シーン(しかも変身後)で始めるのは、特撮としてはお約束なのかなー、でもキャラも設定もさっぱりわからないところでアクションがあっても、誰に感情移入していいかわからず全然心が燃えないっす。少し萎えつつ見ていると、登場したのが手錠をかけられたいい男。手錠? すいません私多少そっちのフェチ入ってます(爆)。手錠がはずされ、殺人犯を仮釈放(?)して正義のために戦わせるという設定が明らかになって、キラーンと興味が湧いてきました。
ビリヤード場のシーンは、ヒロイン・零(メガネっ子可愛いわ)の登場という以外に特にビリヤード場にした意味があるのか? つーか、大森監督の「風の歌を聴け」にもビリヤード出てこなかったっけ? と思ってるうちに生身の乱闘。零ちゃん強いです。敵側(イフリートと言うらしいです)の怪物が登場して、変身戦闘‥‥わはは(爆)触手責めですか!? ヒロインが敵の触手で巻かれて悶え苦しむシーンの無駄に長いこと長いこと。でかいケツも無駄に何度も写してましたな。いや別にいいんですけど(シャンゼで、何かというと暁が縛られてたのをふと思い出したりして(笑))。でも、ここが見せたいー!というシーンだったら、も少し工夫して見せてくれた方が一般人(ここではそこに特化した趣味を持たない人。別方面で特化した趣味を持っていないとは限らない)にも面白く見れたのではないかと。もう少しセクシーに、とか。
謎のヒーローが登場してピンチを救ったところで第1話終わり。
(第2話)
オープニングに「シロウ 萩野崇」の文字が(第1話のオープニングにもバイクのカットがちらっと入ってました)。
喫茶店で状況説明的シーン。1年前に片足を痛めて戦えなくなったリーダー・弾(あの補助杖と「ダン」という名前で私が思い出すのはモロボシダン(^_^;)古いかも)、すでに亡くなったらしい流(弾との関係は?)、2人目の女性・吹雪、そして零。突然登場したヒーローこと號は実は記憶喪失でした。ああん、殺人犯の背景をもっと知りたかったのに。映像特典のインタビューでも中尾さんが語ってましたが、この號って役、記憶喪失という設定のせいで非常に平板な役になっちゃってるんですね。というか、それならそれでもっと「自分が誰だかわからずに苦悩する」というキャラを追及してもよかったんじゃないかと思うので、あながち設定のせいばかりとも言えない気が、私はするんですが。演出のせいで目立たせてもらえなかったとでもいうか。ともかく、主人公は(少なくとも2話までは)とことんへタレだった‥‥。
登場人物のバックグラウンドがざっと説明されたことで(されてない人もいますが)、話がたどりやすくなりました。そこへ、今度は意味もなく長いバイクシーンでシロウ登場(笑)。いや、萩野ファンとしては嬉しいんですが、話の脈絡としては不自然に「長いな」と思ったとたんに、1話の触手シーンが頭に思い浮かんで爆笑した私です。きっと同じなのね。趣味でない人はスルーしてね、ということか。
ヒロインたちの戦闘シーン、今度は触手の代わりにラップですかぁ!(笑) いや、トイレットペーパーで巻いてきたダークザイドという怪物もかつていましたからね。ラップだって文句は言いません(でも次の第3話は何だろう‥‥長いものというと包帯とか。LANケーブルは巻きにくいでしょうか)。助けに駆けつけた號ですが、やっぱりへタレてます。いい男なのに(というか、中尾さんって声がいいんですよねえ。声が好きかも>自分)。へタレから、弾がやられたことで覚醒(?)したヒーロー、敵を倒しますが、記憶の方はどうなんだろう。弾が死亡となると、話引っ張る人がいなくなってしまいそうだし‥‥うう、ちょっと心配。
そしてそして。なぜ英語をしゃべる!?>シロウ(笑)。あんたはいまどき香港から来た悪役かい。「He is the man that I want」でしたっけ。萩野さんに英語を喋る役を与えるとはチャレンジングな‥‥。そのあとに日本語で喋ってたので、次回からは日本語で通してほしいものです。見てる方が心配でたまらん。
続きが気になると言えば、マヤ・シロウの悪役勢、今後変身とかするんでしょうか? 全部着ぐるみの怪物になる可能性はないと思いますが、戦隊物の敵側幹部悪役のようなコスプレ状態ですね。黒マントにマスクとかとんがった肩とか‥‥これも可能性低いとは思いながらも、ちょっとだけ期待してたりして>自分(笑)。
(映像特典)
萩野さんのインタビューは、製作現場の感想になっていて、作品自体には触れてません。参加した日数が限られてるからよく内容がわかんなかったのかもなー。それでも、演出がしっかりしていれば立派な作品が出来上がるのが映像作品の面白いところで。毎度言ってますが、私の持論としては、作品は基本的に監督(演出者)のものです。最終的に褒められるべきもけなされるべきも監督なんです。いい材料を選んできてちゃんと料理するのが監督の責任ね(選んできて、というのはプロデューサーも関係してるか)。
★第2巻
(第3話)
冒頭の映像(風景長回し)にふと田崎監督を思い出したんですが、ちょっとパワーが足りないかも‥‥(というか最近田崎さんの演出作品見てないので、つい思い出したついでに龍騎を懐古してしまって。田崎さんのあのはったりパワーが好きでした)。話の筋もいまいち‥‥シロウ(萩野さん)はえらく美形に写ってましたが。シロウの変身したグラム(?)、アフレコが浅倉風でいいです♪。
そうそう、號(主人公)は茶店で平和にグラスを磨いてます。こういうのほほんとした役が似合いますね。ヒロインは相変わらずぐるぐる巻きにされてました。しかし、私も実は緊縛についてフェチ心がないわけじゃないのですが(対象は限定されますが)、この作品ではあんまりぴんと来ませんねぇ。いっそ號も緊縛してしまえばいいのに(爆)←もちろんいぢめる役はシロウで。途中で攻守逆転して(正義は勝たないといけませんから)シロウがいぢめられてくれるとなお楽しい(笑)。
(第4話)
敵方の美女がヒロインを責めるという図柄はなかなかいいかも。グラムとシロウはそれぞれ登場シーンがありましたが、「人間界」慣れしていないシロウたん、可愛いです(爆)。描く側としては、ターミネーターの如き不気味&恐ろしい&ちょっと愛嬌もあるところを出したかったのかも知れませんが、見る側の目のせいか可愛さだけが突出してます。グラムの人間態を知らない號とシロウとの顔合わせシーンもありましたが、そろそろ、互いにそれと知っての対決シーンが欲しいです。それにしても、話が広がっていかない印象が‥‥これで中盤ですか? 6話で終われるんでしょうか。
(映像特典)
今回は小村りこさん中心のメイキングでした。萩野さんは、バイクにまたがるシロウのシーンがちらっと。素の場面では、イヴォルバー・グラム双方のバイクを走らせて遊んでるところも(笑)。
それから、中尾さん曰く「ぼくは晴れ男」だそうです。萩野さんもそうだし、きっと15日のイヴォルバーイベントは晴れるに違いない!(笑)(台風来てるけどね)。
★第3巻
(第5話)
この回のオープニング映像及びエンディング映像は、ヒロピン重視からの製作姿勢の変更が、如実に表れているのではないかと思いました。それならそうと制作側がはっきり宣言すればいいのに‥‥当初からのヒロピン目当てのファンと、それ以外目当てのファンと両方を引っ張ろうとするから‥‥(^_^;)。ともあれ、5・6回ともシロウがたくさん出ていて嬉しいです。冒頭の、シロウの正体を知らない號とシロウの出会うシーンですが、止めてあるシロウのバイクに突き当たってこかすあたり、號たんけっこうドジっ子ですか?(笑) でもって、お詫びに缶コーヒー買ってくるなんて、いい人過ぎます。シロウの方は相変わらず、「不気味可愛い」ムードを出せてるのかどうかあやしいし。
バトルシーンは、錯乱した吹雪と、零との戦い&グラムVSイヴォルバー。グラムは、すべてを思い出して強くなったイヴォルバーと戦いたいようです。
エンディング映像は、街をさまよう號のショットで通してました。なかなかよかったです。
(第6話)
う〜〜ん、要するにこの作品のテーマは、覚醒に耐えて強くなれ、ということだったんでしょうか。敵を倒すのは主眼じゃなかったのか‥‥という何だかあっけない後味が。記憶喪失の號の過去も、いまいちぴんと来ません。イヴォルバーに選ばれたから、錯乱して妹を殺すことになったわけ? 殺人犯をイヴォルバーに抜擢したとばかり思いこんでましたが、私(1話ではそういう描写じゃなかったっけ‥‥)。これならへたれでも納得いくわなあ、というか、もともとへたれだったのね。
イヴォルバーVSグラムのバトルシーンは、アテレコの腕前で萩野さんに軍配を上げたいところです。中尾さん、声の演技でもう少しなところ有り。二人の戦いは最終的に號(イヴォルバー)が勝利したので、グラムと零の顔合わせはなしでした(イベントのときにも、小村さんと萩野さん初対面だって言ってましたね、そういえば)。
さて、全部見終わっての感想ですが‥‥難しいところですね(^_^;)。正直言ってしまえば、「出来は悪いがムードは好きだ」ということになるのかも知れません。監督が自分の個性を持っているので、もう少し脚本が何とかなれば、もっと完成度の高いものが作れるんじゃないでしょうか。特撮にこだわらず撮れる人だと思いますし。次回作に期待、ということで。萩野さんの役については、可もなく不可もなし? もっとどぎつい悪役にしてほしかった気もしますが、それやるとほかの役とバランスが悪くなりそうですから。一種ひょうひょうとした主人公と、何だかイノセントな悪役の組み合わせが、妙にマッチしていました。「ヒロピン」という制作側の企画意図が達成されたかどうかは触れないことにします(^_^;)。
(映像特典)
メイキング映像あれこれ。中尾さんって、現場で「まさしさん」って呼ばれてるんですね。クランクアップシーンや、お誕生祝いのシーン、あ、それから、號とシロウの殴り合いカットの打ち合わせシーンもありました。夜の飲み会シーン、萩野さんがビデオカメラを回して監督と中尾さんを撮った映像も入ってます。中尾さんが撮った映像には、例の黒キャップをかぶった萩野さんが映ってます(笑)。そして、萩野さん撮影終了最終日のカットも。萩野分のかなり多いメイキングでした。
ということで、イヴォルバー全3巻、どれか一つだけ買うなら第3巻がお勧めです。