☆感想(注意・ネタバレしてます)
すいません全公演制覇しました(爆)。何しろ萩野さんの初主演舞台ですから‥‥この先いつこんな機会があるかわからないし(^_^;)。
全体的な感想としては、オーソドックスなエンターテインメントで楽しめました。脚本・演出・役者さんたちの演技、全部レベルが高いと思ったんですが、私はそれほど舞台演劇を数見ているわけではないので、見慣れた人が見るとまた違う感想(もっと厳しいもの)になるかも知れません。いや、見てるといえば見てる(見てた)んですけど、ここんところは小劇場系オンリーだったもので(しかもかなり片寄った対象の(^_^;))。それらに比べればずっとわかりやすくて面白いぞ(爆)。
で、肝心の萩野さんですが、これも最初の基準値の問題があるかも知れませんが(^_^;)、私は良かったと思います。安心して見てられました。もちろん今後に期待する点は多いですが‥‥初日に見たところでは、最初声が小さかった気がします。でも途中からは出してましたし、後の回では(やはりほかの舞台経験のある役者さんたちよりはちょっと小さいものの)気になりませんでした。あと、ダンスシーン(笑)。初日のダンスは、やはり何となく手足が伸びてない感じがしました。でも2回目以降は改善されてましたし、楽日のダンスなんかはきれいでしたねー。演劇ファンの人が、お芝居を観るときには初日と楽日と真ん中あたりを観る、とおっしゃってましたが確かにその方が楽しめますわ。コルネットは‥‥どうなんでしょう(^_^;)。
で、譲二というキャラなんですが。コルネット(音楽)に対する情熱や、それでのし上がりたい(地位と名声を得たい)という野望を持った人物なんですよね。コルネットにかけるパッションについては、いくつかの見せ場で充分に納得できたんです。地方巡業の楽屋で、民謡とジャズを何とか合わせものにする方法について、熱くバンドメンたちに語っているところなんか、何度見てもほれぼれ見とれてしまいます。というか堪能しました(考えてみれば、シャンゼの昔から人を説得する技術には長けていたのか(笑))。
しかし、最終的に女で破滅したわりには、女に対してのぎらぎら感ってあんまり出てなかったような気がします(^_^;)。靖子が戻ってくればすぐよりを戻して、コーラスガールのねえちゃんやヤクザの情婦とも疎遠になってしまうし(笑)。そんなもの、二股・三股かけないでどーすんのかと(爆)。いわば、成功とのし上がりの象徴としてのお嬢様・香織についても、譲二の方からモーションかけたというよりあれはあっちから見初められたようなもんでしょう。靖子と香織のどちらについても、譲二の方が押し流されているような感がしてなりません。まあそれでうまいこと利用しようとしたんでしょうが、やっぱり最後まで受け身だったような印象が強いです。靖子には二重の意味で足をすくわれたようなものだし。
演技の出来としては、やっぱり楽日が一番よかったんでしょうか。あるいは3日目の夜公演か。何だか、一日の昼夜両方見ると、いつも夜の方が出来がいいような気がするんですけど(^_^;)。
それにしても、劇団に呼ばれてのゲスト出演ということで、客寄せパンダ的に見られてしまうんですかねえ。でも実力が伴っていれば客寄せパンダじゃないですよね。うーむ、世の人の見る目はまだまだなのね、はぎー。ちと口惜しい。
他の役者さんのことについてもちょっと触れておきます。桜井センリさん、良かった〜。語りが上手いですね。関智一さんや倉貫さんは初めて舞台を見たんですが、やっぱり慣れてらっしゃる感じ。で、着流しのヤクザの若頭役を演じた村上龍太郎さん(俳協所属の役者さんのようです)、この方がツボで>自分(笑)。かっこいい着流しにオールバック、低いよく響く声‥‥昔細川俊之が演じていた役を思い起こさせるんですわ。セルマー社のコルネットを見せるシーンで、バンドマンたちを「よだれ垂らしやがると、カマ掘るぞ」と脅すのがねえ‥‥そっちの人かい!(笑)>若頭。
追加で小ネタも少々。横須賀パラダイスの店内で刑事の目から逃れてエリーのスカートの下に隠れるシーン、スカートからのぞく譲二の脚が綺麗ぃぃ(爆)。男の脚と女の脚を見間違うか、と思ったけど、あれなら見間違えるわ。初日の舞台では、刑事がうろうろしているあいだずっと、脚がそーーっと上下に動いていて、観客席の笑いを誘ってたんですが、2日目以降はじっとしてました。あれは何か演出上で言われたのかしらん。それから、バス巡業のダンスシーン。惜しむらくは真ん中で踊ってほしかったですが、まあ初日のアレではそれは無謀か‥‥(笑)。というかねー、舞台稽古のスケジュールなどと合わせて見てると、はぎーに対して(劇団側が)それほどのものを期待してなかったのでは、と思ってしまうんですね。当日もらったパンフ代わりのリーフレットでは、「俳協の俳優陣は、歌とダンスは4月から稽古を開始しており」とあったんです。はぎーが歌とダンスの稽古に入ったのは5月末(半ば?)からで。練習量全然違いますやん、それって。隅っこで適当に踊っていてくれればいい、とでも思ってたのかも? まあ、稽古時間は萩野さん側の都合だったのかも知れませんし、そこのところは外部からうかがい知れませんが‥‥。やっぱ、この芝居、再演してほしいなあ。そして雪辱を果たすんだ、はぎー!(笑)
気楽に楽しめるところは何と言ってもダンスシーンでしょう(笑)。手に汗握る、というか生唾ごっくんなところは靖子とのラブシーン(爆)。そして、萩野さんの迫力ある演技を堪能できるシーンが3ヶ所――まずは、組長のところへ行ってくれるよう靖子に土下座する場面。それから、前にも触れましたが、ジャズと民謡のセッションをバンドマンたちにたきつける場面。あそこが個人的には一番好きかも。最後に、靖子の死についての取り調べの場面。あの譲二の暗い表情を、もっと近くで見たかったです。いや、声にも凄みのある迫力は出ていましたけど。「そうだ、殺意はあった!」と最後に絞り出した譲二の声‥‥圧巻でした。
☆雑感あれこれ
客席のマナーをちょっと心配してたんですが(萩野さんへの拍手とか声かけとかね)、そういうものもなく実に静かな舞台でした。携帯電話は、どのお芝居でも毎度言われてますけど何とかならないものですかね。劇場全体で、上演中だけ電波遮断する機能をつけるとか(^_^;)。でも劇場でももしかして、何かの形で上演のために電波を使ってるとなると無理なのかなあ。
カーテンコール時に花束を渡すファン、というのは私の感覚ではちょっと駄目っぽいのですが、2日目と3日目の夜公演、それから楽日にもいらっしゃいましたね。あれはどうなんだろう。
今回、おかげさまでいい席ばかりで観ることができまして。8、4、3、5、4、9という絶好のロケーション、しかも3列目というのは実質最前列だったんです(1,2列目をつぶして舞台を作っていたため)。遮るもののない目の前で繰り広げられる舞台‥‥私、壊れました(爆)。全体は眺めにくいですが、その分萩野さんの表情がアップで‥‥というかそれしか見えません(笑)。靖子とのラブシーンや香織とのシーンが目の前、うふふふふ(爆)。全回を通して左よりの席が多かったため、右方で行われた取り調べシーンが遠かったのは残念です。あれも迫力がありました。
客出し、と言っていいのか‥‥。終演後毎回、帰りがたくロビーにたむろしている観客のところへ、顔を出してくれたはぎー。最初の回はロビーを横断する余裕がありましたが、だんだんあとの回になるにつれて観客側の熱が高まってきて、顔出し時間が短くなりました(笑)。いやー、芸能人してるわ(爆)。楽日のロビーは、ちょっと熱が高まりすぎていたような気もします。とりあえず殺到するのはやめれ、押されて恐い。事故ったらはぎーの迷惑になるじゃないか。
2日目だったか、相澤さんが来てらしたと聞きました。白倉さんもどこかでいらしてたようで。ほかの目撃情報は不明。龍騎メンバーは皆さんお忙しかったのか。
ロビーには、お祝いのお花がいっぱい並んでました。萩野さん宛にも、あちこちの会社から(VBとかTV朝日のどなたかからとか)に混じってファン有志一同がいくつか(^_^)。龍騎関係で見つけられたのは、田崎監督からです。涼平さんから来てなかったみたいだけど、確か自分の舞台のときに萩野さんから(オーディンの声役の小山さんと連名で)お花もらったんじゃなかったっけ(^_^;)。