私はこういう種類の映画は苦手です(どういう種類かというと、死体(しかもときどき勝手に動く)を題材にという点でホラー、それを面白おかしく描く、という点でコメディ、その2つの融合されたもの)。「ツインピークス」のように美しい死体のグロテスクさならともかく、はっきり言って視覚的に不快な映像は、あまり見たくありません。作品中で演じられた役者さんたちの問題ではなく、あくまで制作者の目指しているものの問題です。制作者とは感性が合わないようですので、あまり作品自体については語らないようにします(感性どうのというのは、あくまで印象批評ですので、この作品を正当に評価できる方がおおいに語るべきだと思います)。まあ、正直言って長時間見るのが苦痛でした(席も立たずに合計6回見たんだから、これくらい言ってもいいかな‥‥いや、そんなに合わないものを見る私の方が阿呆ですね)。
あとは萩野さんについて語ります♪。萩野さんの役は、前宣伝通りのホストでした。「売れない」って設定は必要あったのかな? ホストクラブでお仕事中に携帯に電話を受けた航(わたる)、電話の内容は知り合いの風俗嬢からで、店でぽっくり死んでしまった客の死体を何とかしてくれというもの。あ、この電話を取るときに、かっこつけて携帯開くのが笑えました。全般にこの店内では、コトブキ風なモードプラス脳天気ホストって感じの萩野さんです。
「お客かその子、‥‥お金は、お持ちですかぁ?」といきなり明るい営業ヴォイス(笑)。客に死なれた女の子が、200万くらいあるというのを聞いて、「ラッキー!200万だよ」と店の客もほっぽらかして死体片づけにうきうきお出かけ。足がない、というので車のキーを借りることになった同僚ホストが、何とグランセイザーの本官さん(セイザートラゴス・神谷豪)を演じていた正木蒼二さんでした。長髪オールバックの髪型になっていて、最初本官さんとは気がつかず‥‥いや驚いた。しかし、航、同僚に向かって「調子いいやつ」ってそれは自分のことでしょう(笑)。行くとき、置き去りの客を相手しろと後輩に押しつけるんですが、その際「お前にまかせた」と股間をむぎゅ(笑)(言い方も無駄にエロい(笑))。張り切って接客に行った後輩が怒った客にぶっ飛ばされたところに、航の脱ぎ捨てたジャケットが飛んでかぶさり場面転換。
風俗店・「機械伯爵」の裏口に車を止めた航、いったん店内に消えて、女の子2人と死体を引きずってきます。そこへ、また別の女の子が登場して鉢合わせ。店の子2人は航に死体をおしつけて退場、訪ねてきたお姉さん(店の女の子の一人)に逃げられてしまったその女の子と、航の2人が、死体を始末することになります。ところが、航の借りてきた車のトランクにはもうすでに1つ死体が入ってました。同僚ホストにそっちの始末も押しつけられて、2人でともかく出発。
次の場面は、車の走行中に検問を受けるシーンなんですが、止めた車の窓からのぞく航、表情が何だか挑発的です(笑)。検問の警官2人に、免許証、と言われて「あ?」なんて反抗的に聞き返しちゃってますが、その目がねー、目が何だか煽ってるの(爆)。助手席の女の子が実は警官と顔見知り(というか警官がナンパ済み?)だったようで、航、「行っていいか?」とじれったげに手を動かして、結局そのまま解放。
警官と女の子のやりとりを聞いてるときの、小馬鹿にしたような挑発的な目の表情がねー、エロい、と言ったら変かな(笑)。や、弁護士に対してるときの浅倉思い出しました。
走り出した車の遠景、いきなり後部トランクのふたが開き中から死体2体が、がばりと。運転席から降りてきた航、路上に置いてあったパイロンの一つを手に取り、それで起き上がっている死体をぼかんとクリーンヒット! いい振りでした。パイロンを無造作に遠くへ投げ捨て(このときの体の動きが、きれいでした)、引っ込んだ死体を押し込んでふたを閉めて車に戻り、走り去るのですが、この遠景の1シーンが、わたし的にはすごい気に入りました。まったく台詞無しでも、萩野さんの動きと細い体の後ろ姿のラインがとっても魅力的。検問とこのシーンは、浅倉風のイメージです。
喫茶「不法投棄」の駐車場について、何か買ってきてやるから死体を見張ってろと女の子に言うあたりは、何風を狙ったのかよくわかりません(^_^;)。「背伸びしたい年頃ってやつか?」‥‥暁かなあ。
店の中に入って、「いらっしゃいませ! おトイレは店の奥左側です!」と出迎えたウェイトレスたちに「トイレはいい。君たち可愛いね。よかったら、ま、ちょっと遠いけど遊びに来いよ。大人の恋の駆け引きってやつを、きっちり教えてやるぜ」と名刺を配ってます。それから「マスター、ビールとコーラ。サンドイッチは‥‥2つだ」と無駄に間合いを取って気張った注文。いや、このシーン見て萩野ファンがなぜ笑うのか、ファン自身にもわかりませんよ〜(笑)。コトブキの笑いみたいなもんですかね。
注文したものを待ってるあいだ、店内の席で、松田悟志さん演じる主人公と隣同士のテーブルで座ってます。唯一の共演シーンですね(台詞ないシーンだけど)。ちょいうつむき加減の無言の横顔が素敵。
サンドイッチ(?)持って車に帰ってきた航、ところが死体も女の子もいなくなってます(別の車に移動したので)。開いたトランクをまず見て「あ?え?死体‥‥ない」という言い方が‥‥えらく可愛らしいんですよ〜〜!! さっきの浅倉はどーしたという感じで。口元に手持ってくあの萩野さんのポーズが似合いそうな言い方、ってわかりますかね、こんな表現で(^_^;)。萩野さんの素、というか素のふりでとぼけるときの言い方かも(笑)。慌てて運転席に戻り、封筒の現金をチェックして「よし」とにっこり‥‥金があればいいのね。「らっくぃー!」と札束にキスして(この顔がねー、可愛いんですよ。もう可愛い可愛い可愛い(爆))、そのまま車出して行っちゃいました。これで航の登場シーンはおしまいです。以上でだいたい上映時間の半分くらい(45分くらい?)経ったところでしたでしょうか。
以上(笑)。個人DVDのメイキングはまだ見てないので、それ見てから何かつけ加えたいことがあったら書くかもです。